厚生労働省のデータによれば、ここ10年の間に3倍以上に患者が増えているのが睡眠障害です。
しかし、不眠患者の多くが治療に対して消極的です。
患者数が増加する一方で、受診者は増えていません。

そこで今回は、特に不眠症患者の持つ治療に対するイメージや治療に求めるものについて解説していきます。

不眠症患者が増加している

寝つきの悪さや、夜中に何度も目が覚めるといった症状を感じている人が全体の4割ほどを占めています。
多くの人が、軽微であれ不眠の症状を感じていると言えます。
こういった不眠患者が増えているのは、ストレスや疲れの影響が大きいです。
他にうつ病や糖尿病といった疾患から来ることもあります。

生活習慣が不眠につながっている事例も多いです。
特にスマホのブルーライトは睡眠に悪影響を及ぼすことが広く知られるようになりました。
しかし認知されるようになっても、寝る直前までスマホをいじっているという人はとても多いです。

不眠患者の半数以上が受診しない理由

様々な影響によって近年ではどんどん不眠症になる患者が増えています。
しかし、その半数以上が受診をしていません。

受診をしない理由としては、それほど深刻なものだとは考えていない、不眠症治療薬の服用に抵抗があるといったものが多いです。
一方で、不眠症でしっかりと受診をする人もいます。
そういった方の半分以上が、かかりつけ医を選んでいます。

そして不眠症治療薬に求めるのは、熟睡感や入眠までの早い作用、安全性が多くなっています。
そういったところから、一番多く処方されているのがマイスリーです。
ただし、患者の約半数は治療をする過程で医師に薬の変更を申し出ています。

不眠症治療については、身体への害や副作用、薬物の乱用といったネガティブなイメージを持っている人が非常に多いです。
これは、実際に受診をしている人も同様です。
不安を持ちながら不眠症薬を服用していることが分かっています。
こういったネガティブなイメージが受診になかなか踏み切れない人が多い理由につながっています。